2008年05月30日

JUNO/ジュノ

juno.jpg

原題…JUNO
監督…ジェイソン・ライトマン
出演…エレン・ペイジ/J.K.シモンズ/ジェニファー・ガーナー

極私的満足度… ○

それも一つの選択
08年のオスカー脚本賞を受賞したので、公開前から軽く内容を知ってる人も多いと思いますが、ティーン(10代)の妊娠→出産が題材になっています。現実社会でもそうだけど、どうしてもティーンの妊娠・出産というものはドヨヨーンと暗く、そして重たくなりがちたらーっ(汗)古くは金八っつぁんの1stシーズンとかがそうですよね。まぁ、その頃とは時代が変わってはいるけれど、今でもやはり重要な問題であることに変わりはないワケで…
そうなんだけど、この作品が他と違い、オスカーを受賞したのは、妊娠・出産がテーマなのにPOPで明るい。前向きな作品だからなんですよね。今までにない切り口だと思います。
一風変わった女の子JUNOが、周りの皆を巻き込んで、これも1つの選択肢。結果的にはこれも愛のカタチ…かも?ってのを証明してくれます。

この親にして、この子アリ。なんだよねーJUNOのお家は(^^; 毎年サボテンを送りつけて来る産みのお母さんが見てみたかった気もするけど、このステップマザー(継母)もイイ人だよね。キチンとどんなにか大変なことなのか説明してくれるし、嫌味タラタラな検査技士には真っ向から対決してくれるしね(笑)つか、きっと実の母も、同じようにしてくれただろうな。そんな気がする。
そして、実のパパ。CLOSERの肝っ玉小せぇ署長だよ(爆) しかし実に娘想いの理解のあるパパ。どんなことがあっても味方。そう言って貰えるとホントに安心するハズ。絶対的に味方してくれる友達もいるし…JUNOはかなり恵まれた環境だと思う。日本だと、こうは行かないだろなぁ。学校も私立・公立問わず何かしら文句言ってくるだろうし、性に対してもOPENだから生徒が妊婦でも構わんよー。ってことなのかもしんないけど。

学校問題もだけど、里子の件も日本じゃ問題になるよね。まさか新聞の広告で「里親になりたいです」なんて…ビックリですよ。10代のJUNOの目にはPerfectぴかぴか(新しい)に見えたヴァネッサ&マーク夫妻。しかしねぇ、そーんなカンペキな夫婦なんていないよぉ?や、ホント。他人には見えない悩みもあるからね。

出来ちゃった…経済力もない=すぐ堕胎。それも1つの選択肢。だけど、芽生えてしまった命を自ら断つことは出来ない。JUNOの下した判断は、ワタシはそれも愛のカタチなのかな。と思いました。もちろん円満ではないのかもしれないけどね。少なくとも誰かがシアワセになれるんだから。
posted by カル〜★ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 【英字】のreview
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