
監督…内田けんじ
出演…大泉洋/佐々木蔵之介/堺雅人/田畑智子
極私的満足度… ○
その喩えに偽りナシ!!
主要キャストを見た瞬間「これ絶対見る」そう決意したワタシ。今をときめく曲者役者が3人と、カンヌ受賞経験のある監督のタッグですからね、話題性は十分ってモンです。…て、話題先行の罠に落ちてしまうのか

和製ユージュアル・サスペクツと喩えている映画評をどこかで見たんだけど、いやはや。その喩えに偽りナシでした。まさにその通り!どこかで誰かが騙してるんですよねぇ。見る前は「誰がウソついてるか見抜いてやる!」って思っていたんだけど…始まったら物語が面白くて(^^; 思いっきり魅入ってしまって、もーすっかり騙されまくりでした(笑)
ふだん邦画を見ない人達にも楽しんで貰える作品だと思います。
ユージュアルサスペクツも「あの、最初の1カット」が重要なんだけど、この作品も最初のあのシーンが…ってところから既に色んな伏線が張り巡らされているんですよ。だからね、どこも見落とせないんです。ワタシなんて、山本圭さんが実は常盤さんの○○だと思っていたんで、最後に来て実は・・・ってなった時に、エェェっ?そうだったの?てビックリしちゃったし、なんせ最終的に洋ちゃんがオイシイとこ持って行くなんて…誰が想像したでしょうか!(←失礼ですね


物語がかなり良く出来ているから、ってのもあると思うんだけど、これ大泉、堺、佐々木の3人の役者が揃ってこそ成立するんじゃないか?って思ったぐらい、3人それぞれの特徴を活かした役柄だったと思います。だって実際にいそうですもんね。洋ちゃんみたいな学校の先生(笑) サンバイザー被ってる姿が妙にワタシのツボにハマって、しばらく思い出し笑いが出来るくらいでした(^皿^)
あんな生徒との距離が無い先生が、もっと沢山いたら「1人はクラスにいるんだよね…何でも分かりきっちゃった風な奴」ってな子が増えないで済むよね。きっと。