2008年05月25日

それでもボクはやってない

soreboku.jpg

監督…周防正行
出演…加瀬亮/役所広司/山本耕史/瀬戸朝香

極私的満足度… △

やってないんだよねぇ…
これ、タイトルで推測すると結末分かっちゃうじゃん!って見る前思っていたんだよねぇ。でもね、ワタシ一応女性なんですが、見てる最中は「ボク」である金子君が無実なのを知っているだけに、取り調べのシーン、裁判のシーン。ラストに近付く頃には、すっかりと金子君の逆転無罪を信じてしまいましたよたらーっ(汗) ま、見ていて気分の良いものでないことだけは確かなんだけど、ズルズルと全部見てしまう…っていうかな、どーなっちゃうんだexclamation&question金子君!って見る側を巻き込んで行くあたり、周防マジックってとこなんでしょうかね。
平成21年5月21日より始まる裁判員制度や、日本の裁判制度をもう一度深く考えてみるのに、良い作品なんじゃないでしょうか。これ見ると、日本の裁判制度に疑問を抱かずにはいられませんよ。


毎朝晩、電車で通勤するワタシにとっては非常に身近な事件です。「痴漢問題」って。きっと首都圏に住んでいる人なら一度は、体験があったり、こんな光景に出くわしたことがあるのではないでしょうかねぇ? 実際は、そうそう何度も体験するものではない。と思うのですが、この女子高生みたいに何度も…ってことになると、次は捕まえてやる!と思うんでしょうけど、実際のところ「あれ?されてる?カバン?」って判断するのは難しいですよね。ま、そこに付け込むのが常習犯なんでしょうけど。

とりあえず驚いたのは、駅員の対応。これ鉄道各社で対応違うんでしょうか?犯人(らしき人)と被害者しか別室に入れないっておかしくないっすか?直接の目撃者は残すべきですよね。
それからもっと驚いたのは、警察。これ、現代の警察ですよねぇ?「国のお袋さんが泣いてるぞ、ほらカツ丼食え」な頃の話ならともかく、現代の取り調べもこんな横暴に進められるモンなんでしょうか。これじゃ捕まったら全員が起訴されて、懲役喰らって犯罪者のレッテル貼られちゃうと思うんですけど…だからと言って、やってもいないのに、他人の目や家族の事を考えて示談金や和解金を出して「やりました、反省してます」言うのもオカシイ。供述調書が、記述者の裁量で検察に有利に、被告に不利に作文されるのも絶対的にオカシイ。

終盤、ボク母が漏らす「裁判所っていうのは、悪い人を処罰するところなんだと思ってました」って言葉にハッとしたワタシです。ワタシも全く同じように思っていたんですが、この作品見てイメージを改めなければいけない。って思いました。
無実の人を貶めてしまうこともある。犯罪者を野放しにすることもある。公平であれ!を謳いながら検察・警察との癒着が、一般人の目にも見てとれる。ヤバイにおいがプンプンするところ。そんな気がしました。

裁判員制度の前に、日本の裁判制度そのものの見直し、そして検察・警察のクリーン作戦をしないといけないんじゃない?
posted by カル〜★ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 【サ】行のreview
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