2006年10月11日

シリアナ

syriana.JPG

原題…SYRIANA
監督…スティーブン・ギャガン
出演…ジョージ・クルーニー/マット・デイモン/ジェフリー・ライト

極私的満足度… △

見る側に訴えかける「何か」が主役
06年のGGそしてオスカーの助演男優賞をジョージ・クルーニーが受賞した作品。映画本編を見るまでは「クルーニーが主役なのに、なんで助演なの?」と不思議で仕方なかったんだけど、なるほど、これ演じてる役者の中には主役と成り得るキャラクターはいなかったかもexclamation&question 見てるこっちに訴えかけてくる「何か」こそが、この作品の主役ってことなんだろう。そう思いました。 石油高騰が叫ばれているご時世、石油取引の裏にはこんなすごいスキャンダルが隠れているのか…と、衝撃を受けずにはいられない作品でした。
CIAと言うとついつい、ボーン・アイデンティティ24-TWENTY FOUR-リクルートみたいな派手ハデな現場エージェントを思い浮かべてしまうけど、ジョージ・クルーニーが演じたボブみたいな地味な感じの人のがきっと多いんだよね。ホントは。CIAとかFBIみたいな国家の傘の下にある組織には、私達が所属している民間企業にはいつも付きまとう「人員削減」(リストラ)なんておよそ関係ないだろうと思っていたけど、例外なくあるんだね。ボブがいる中東セクションなんて、それこそ石油の件はもちろんテロリスト捜索の件でも削減すべきセクションではないだろうに…この辺りは製作者からアメリカへの警鐘なのかもしれないね。
石油大国の末端で働いている親子とその友達、新たな合弁会社の誕生によって職を失ってしまった彼等が、なるべくして「聖戦」を理由に多くの犠牲を産み出すテロリストへと変化してしまう過程…これもまた、テロリストを生産しているのは世界経済を動かしている国なのだ。ってことを示してるような気がした。

この物語に出て来るいずれのキャラクターも、多分普段の変わらない生活の中で、フツーに「こうしよう」と判断したことが実は世界を揺るがす出来事に揃がっているexclamation×2だなんて思わずにいるんだろうけど、物事色んなところにリンクしてるんだなって、ちょっとバタフライ・エフェクト的な感じもした。
や、しかし、スゴイ人を親に持つ子供ってやっぱり「超ド級のバカ」が1人はいるもんなんだね。これって万国共通の定説なのか?と石油王の次男を見てて思ってしまいました。あんなバカの為に息子を1人亡くしてしまったブライアン、理由を知らないから…ってのもあるけど、よくその兄貴のアドバイザーになんかなるよなぁ…やっぱ男たるもの世界を動かすようなデカイ仕事を一度はしてみたいってことなのかしらね。

ひらめき当ブログに初めてTBする方、初めていらした方へ(必読です)
posted by カル〜★ at 11:44| Comment(0) | TrackBack(1) | 【サ】行のreview
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/1436036
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

映画「シリアナ」
Excerpt: 原題:Syriana "シリアナ"とは、シリア・イラン・イラク三国の民族統一による中東再建プロジェクトの名称らしい。・・石油をめぐる陰謀のドキュメンタリー的物語。 ..
Weblog: 茸茶の想い ∞ ??祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり??
Tracked: 2006-11-18 01:23