2006年11月30日

ヒストリー・オブ・バイオレンス

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原題…A HISTORY OF VIOLENCE
監督…デヴィッド・クローネンバーグ
出演…ヴィゴ・モーテンセン/マリア・ベロ/エド・ハリス

極私的満足度… △

静寂の中のバイオレンス
冒頭の絵に描いたような幸せな家族の風景。この映画のどこがいったいバイオレンスなんだ?と、やや悶々としながら見ていました。まぁ、オスカーやカンヌで賞賛されるような作品なので、Hollywood的なお金有料のかかった派手ハデバイオレンスとは一線を画しているだろうと思ったけど、なんと言うか、静けさの中に暴力がそっと入り込んで来る…と言った感じ。カナダ(設定上はアメリカだろうけど)の田舎町にある、赤毛のアンの家のようなメルヘンチックな家に住む幸せな家族が、ある日とつぜん根の深い暴力沙汰に巻き込まれていく。優しくて人望の厚い夫がなぜ? 主演のマリア・ベロの渾身の演技が見物な1本。

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2006年11月29日

ナチョ・リブレ 覆面の神様

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原題…NACHO LIBRE
監督…ジャレッド・ヘス
出演…ジャック・ブラック/ヘクター・ヒメネス/アナ・デ・ラ・レグエラ

極私的満足度… ○

バカっぽいけど、実は大真面目
バス男のバカバカしさとスクール・オブ・ロックの笑っちゃうけどハートウォーミングな感じが合わさって、それをジャック・ブラックが演じる。もぉぉ、見る前から…つーかチラシや予告見た時から楽しみで仕方がなかった1本。 この不格好だけど憎めないジャックが演じたこのナチョという男、あの!タイガーマスクの原案とも言われているメキシコで伝説とされているルチャ・ドール(プロレスラー)が元なんだそうで…え?何?ある程度の脚色はあるものの、実話な部分もあるってこと? 笑いの中に「勇気を出すことの大切さ」とか「優しい気持ちを持ち続ける」とか、そんなメッセージが隠れている。そんなコメディなんだけど、その実かなり真面目な作品でもありました。

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2006年11月27日

ディパーテッド

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原題…THE DEPARTED
監督…マーティン・スコセッシ
出演…レオナルド・ディカプリオ/マット・デイモン/ジャック・ニコルソン

極私的満足度… △

オリジナルは未見のままで
新宿シネフェスにて見てきました。公式サイトに「来日レポート」なるコンテンツがあったので、えー(長音記号1)誰か来日するのexclamation&questionとにわかに期待しましたが、全く何もありませんでした(^^; 2年前…になるのかな?香港の映画興業記録を塗り替えた大ヒット映画インファナル・アフェアのハリウッドリメイク。リメイク権争奪戦の結果スコセッシ(&レオ)が獲得したこの作品。 各キャラクターが色々な思惑を孕んだ緻密な人間模様が面白かったオリジナル。果してHollywoodがそれをどこまで再現してくれるのか?レオの演技はどうなのか?色んな意味で楽しみにしていた1本でした。

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2006年11月24日

僕の大事なコレクション

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原題…EVERYTHING IS ILLUMINATED
監督…リーヴ・シュライバー
出演…イライジャ・ウッド/ユージーン・ハッツ/ボリス・レスキン

極私的満足度… ○

3人と1匹の奇妙な旅
ホントは劇場まで足を運ぶ予定だったのに…単館系の劇場って、なんでシブヤばっかなんでしょうもうやだ〜(悲しい顔)ちと遠いし、あの人込みがネックバッド(下向き矢印) 残念ながらCD鑑賞になってしまったけど、見てみたら…やっぱり大きなスクリーンで見てみたかったな。と思ってしまうほど美しいウクライナの田園風景と、年齢も生き方もバックボーンも全てが違う奇妙な3人の男と1匹のマッドドッグ(だけどとってもCUTE、メスなのに名前がサミー・デイヴィス・Jr.ジュニア>爆)が織り成す不思議な雰囲気が堪らない! じんわり、そしてほのぼのしちゃうロードムービーでした。チラシとDVDのジャケットからはコメディを連想させられちゃったので、ちょっと意外でしたけど。ワタシは結構こーいうの好きでするんるん

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2006年11月21日

デイ・アフター・トゥモロー

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原題…THE DAY AFTER TOMORROW
監督…ローランド・エメリッヒ
出演…デニス・クエイド/ジェイク・ギレンホール/イアン・ホルム/エミー・ロッサム

極私的満足度… ○

もしかしたら明日かもしれない
以前劇場で見て、本家サイトの方に激短ReviewをUPしてあったんですが、先日TV放送を見たのでちょっと加筆してこっちにUPしようかと思います。
昨今の地球温暖化が悪化して、地球に再び氷河期が訪れるかも?というパニックムービー台風(ディザスタームービー)。ただ単にVFXがスゴイだけの作品ではなく、キチンと演技が出来る俳優を揃えているから「有り得ねぇ!」というようなシーンにも、すんなり感情移入が出来たんじゃないかな〜と思います。導入部でソフトボール大の雹が降っている東京が出てきますが、NYがあ〜んなことになるぐらいですから、きっと日本沈没しちゃってたに違い無いですよね。もしくはフリーズドライで粉々になってたかもがく〜(落胆した顔)

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2006年11月20日

ファウンテン

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原題…THE FOUNTAIN
監督…ダーレン・アノロフスキー
出演…ヒュー・ジャックマン/レイチェル・ワイズ

極私的満足度… □

永遠の愛と宗教
チラシのスキャンが追いつかなくて、随分前に見た作品のReviewになってしまいました。先月の東京国際映画祭で見てきたんですが…やぁ、なんともまぁ壮大な規模の「愛」の物語というか、α波を放出して眠りを誘う作品だったというか…まぁ、ワタシのコンディション(激しい寝不足)の所為も多分にあるんでしょうが、なんだか理解の範疇を超えちゃってるほど壮大なお話。3つの時代を行き来するうえに、画面に登場するのはほとんどがヒューとレイチェルなので、衣装と周りの物体だけで判断しなければならないのがなんともツラかったです。が、現代の設定のヒューは非常にステキハートたち(複数ハート)でした。(←半ばコレだけが楽しみで見たのが禍いしたのかも知れません…反省)

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2006年11月01日

プラダを着た悪魔

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原題…THE DEVIL WEARS PRADA
監督…デヴィッド・フランケル
出演…アン・ハサウェイ/メリル・ストリープ/スタンリー・トゥッチ

極私的満足度… ◎

悪魔の皮を被った才女
この作品も予告編で感じた「面白そう〜るんるん」って予想を裏切らない楽しい作品でした。ジャーナリスト志望の田舎娘を、ブロークバック・マウンテンの爽やかな脱ぎっぷりが記憶に新しいアン・ハサウェイが。そして、これぞ鬼編集長ってなスゴイおばちゃんをメリル・ストリープが各々「これ以上似合う役者はいないだろ?」って思っちゃうほどなりきって演じてたと思います。 恋も仕事も上手く両立したいけど…と奮闘する、女性が元気な楽しいラブコメです。タイトルにもある通り、PRADAやCHANELといった「お高級」なブランドの洋服や小物がバンバン出て来て、女性ならウットリハートたち(複数ハート)目の保養にもなる1本だと思います。
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